philosophiaを読みました
久し振りの更新です。
今回は天野しゅにんた先生の「philosophia」のご紹介です。
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このお話は元々天野先生が同人作品として発表されたシリーズだそうです。
前にも同じようなことを書いたかも知れませんが、同人誌を手に入れる機会が少ない自分にとってこうして商業作品として改めて出していただけるのはとてもありがたく嬉しいことであります。
さて内容についてなのですが、非常に繊細で文学的な印象を受けるストーリーでした。
いちゃラブ系の百合作品ではないので、結構好き嫌いが分かれる漫画かも知れません。
これは恋なのか、それともなんなのか…?
主人公の愛ちゃんに感情移入して一気に読み終わってしまいました。
やはり私は天野先生の描かれる眼鏡女子が好きだなあと改めて思ったり。
あとは先生の描かれる作品は登場人物の感情がとても生々しくてそこが良いと感じました。
それがドロドロしたものであってもなんでも、読者に訴えかけるものがそこにあると思うのです。
これは「私の世界を構成する塵のような何か。」を読んでいても考えたことでした。
この作品をメディア化するとすれば、アニメで見たい気持ちもあるけど、ドラマ化したところを見たいなと思ったのも同じく。
作品に漂う哀愁や切なさに胸がチリチリする一冊です。
私的にはとてもおすすめしたい一冊でございました。