エビスさんとホテイさんを読みました
今回のご紹介はきづきあきら先生とサトウナンキ先生の作品「エビスさんとホテイさん」です。
お二人のお話と言えば鬱展開が多い印象だったので、最初に読んだ時にはかなり構えていたのですが、そこまで精神的に病む展開ではなく安心しました(笑)
「エビスさんとホテイさん」は社会人百合作品であります。
バリバリのやり手なのに何故か本社の第一線を退き支社の一般職になった恵比寿さんと、入社して特に展望もなく仕事をして日々を過ごしてきた布袋さん。
ある出来事から恵比寿さんのことを良く思っていない腰掛けOLの布袋さんと、周りの事にまるで興味がなく我が道を行く恵比寿さんは全く正反対で、決定的に合わないように思えます。
でも嫌悪故なのか、布袋さんは恵比寿さんのことが気になって仕方がないという。
布袋さんの恵比寿さんに対するドロドロした想いというのは妙に生々しくて、自分にとっては読んでいてちょっとしんどいお話でもありました。
この部分は流石きづき先生とサトウ先生の作品だなと思いましたね。
かといって最初にも書いたように読後感の悪い話ではないので、じわじわと進む不器用な大人2人のストーリーを楽しみたいという方には全力でオススメしたい一作です。
単行本にだけ収録されている描き下ろしもありますので「つぼみ」掲載時に読んでいたという方も是非改めて読んでみて欲しいと思いました。
またお二方の百合作品読みたいです!