死人の声をきくがよいを読みました
今回はひよどり祥子先生の「死人の声をきくがよい」をご紹介いたします。
こちらの作品は結構長編でですね、全12巻とボリューミーな一作でございます。
実は何度かうぐいす祥子名義で描かれている作品をご紹介しているのですがお気づきでしょうか。
そのコミックスについて認めた時にも書いたのですが、スプラッタな描写が多いので血みどろな話が苦手な方は決して見ないように。
ただオカルト的な怖い話が多いですが、どことなくギャグっぽさがあったりもするので怖い話が苦手な人にも読みやすかったりもするかも知れません。
簡単にストーリーを説明しますと、霊感が強い主人公が様々なオカルト現象やトラブルに巻き込まれて…という感じでしょうか??(雑な紹介だな)
初っ端メインヒロインが死んでしまうのが良いのか悪いのか…
主人公は結構女の子に好かれる方(部長は除く)で、様々なタイプの女子が登場するので可愛い女の子を沢山見たいという人にもおすすめできる…かも?知れません…
1巻の巻末にひよどり先生宛にホラー作家の大御所からの応援コメントがあるのですが、三家本礼先生の「サスペリア」を漫画化したら一番しっくりくるのがひよどり先生だと思うという言葉がかなり私の中で完全同意という感じで感動しておりました。
ひよどり先生はなんというか黄金期のホラー作品のオマージュを感じるストーリーがあってそれがニヤリとできるのです。
何巻に収録されているかは伏せますが、「キャリー」を思わせるお話もあったりします。
多分このブログを読んでからその話を見つけたら「これか!」と思わずニンマリしてしまうと思いますよ☺️
ホラーの恐ろしさと、思わず笑ってしまう良い意味で下らないギャグが合わさってるのは諸星大二郎先生の「栞と紙魚子」シリーズと共通する点だと思っています。
どちらかを読んで好きだなと思った方はもう一方も気にいるのではないかなと。
「死人の声をきくがよい」は最後駆け足で終わってしまったのだけが悔やまれますが、最後まで愛すべきキャラクター達が丁寧に描かれていたのでそこは評価すべき点だなと思っております。
ホラー初心者から上級者まで是非読んで欲しい漫画ですね。
是非読む際はまとめ読みをオススメします!
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