第七女子会彷徨を読みました
今回オススメするのはつばな先生の「第七女子会彷徨」であります。
このお話は非常にクセの強いお話なんですが、読後感がもう何というか「凄い!」って思ってしまう漫画なんですよ。
百合の様でもあり、ドラえもんの出てこないドラえもんの様でもあり(哲学)、凄くマイルドな駕籠真太郎作品の様でもあり…
分かりづらいと思うので、少しずつ説明していきますね!
百合と書いたのは、二人の少女の友情を描いているところからですね。
グータラ高木さんとしっかり者の金やん。
この二人を中心にストーリーが展開していくのです。
一見凸凹なコンビですが、なんだかんだ仲が良いので見ててほっこりできます☺️
ドラえもんと書いたのは、不思議な道具が登場するから。
様々な味があってダイエットに効果抜群なガムだとか、個人情報保護のため顔を隠しちゃうマスク?の様なものとか(どちらも1巻に登場するものです)。
それって役に立つのかなあ?と首を傾げたくなる物が大半だったりしますが、そんな秘密道具ライクなアイテムは近未来っぽくて見ててワクワクできます。
つばな先生のイラストは可愛いんですがどこかグロテスクな面もあって、作風も駕籠真太郎先生の作品を極限まで薄めたようなブラックさがあってそこも良いんですよね。
ブラックとかグロテスクとか書きましたが、基本は日常ギャグって感じでニヨニヨしながら読める作品です。
でも終盤は凄かったなあ。
実はゆるい日常ものと見せかけて巧妙に伏線が張ってあったりするから油断できない!
非常に読んでて様々な刺激を受けるコミックスだなと思いました。
ちょっぴり甘酸っぱい気持ちになる様な、心がギュッとなるシーンもあったりして良いんですよ。
つばな先生の他の作品も読んでみたくなりました😊
全10巻と長めな物語ではありますが、意外とサクッと読める漫画ではないかなと個人的に思っております☺️
文句なしのSF(少し不思議)作品!
「第七女子会彷徨」オススメであります!