彼方のアストラを読みました
今回ご紹介するのは篠原健太先生の「彼方のアストラ」です!
宇宙に出ることが今よりずっと身近になった世界。
生徒のみで5日間を過ごす惑星キャンプというイベントに参加することになった9人の子供たち。
惑星マクパに到着し平和なキャンプが始まるはずが思いもよらないアクシデントで5千12光年も遠い宇宙に投げ出されてしまった一行。
運良く宇宙船を手に入れることはできたものの、とても長距離を動けるほどの備蓄は無く…元の生活に戻ることを諦めそうになるも、メンバーの1人の少女の機転により水や食料のありそうな星を経由して行けばどうにか帰れるのではという一縷の望みが差し込みます。
しかしメンバーは問題児揃いで、サバイバル生活は一筋縄ではいかないことばかり!!
しかももしかすると自分達を宇宙に投げ出した裏切り者が仲間の中にいるかも知れなくて…?!
簡単に内容を説明しようとするとこんな感じでしょうか??
篠原健太先生といえば「SKET DANCE」でご存知の方が多いのではないかと思います。
「彼方のアストラ」も「このマンガがすごい!」にランクインしたことのある作品なので既に知ってるよって方は決して少なくないでしょう。
この作品には物語りを魅力的にする要素が詰め込まれてると思うんです。
SF、サバイバル、ミステリ、コメディ、友情、仄かな恋愛。
書き出してみると何やら複雑にも思えますが、それらを全て無駄なく描いている篠原先生の手腕が素晴らしい。
伏線がピンと張ってあって、最終回を目掛けてそれが綺麗に回収されていくのも痺れます。
よく漫画を読み終わってこの後のことも見られたら良かったのになあと思うことが結構あるんですが、この作品は割とファンとして求めうる所まで描いてくださってるのも嬉しいですね。
全5巻と短めのお話ですが、読み終わった時に「キチンと練られて作り込まれた漫画なんだな」と感じられたので満足度が高い作品と言えるのではないかなと思います。
主な登場人物は9人いるんですが、揃って個性派しかいないのはこの作品の魅力の一つと言って良いでしょう。
最初は殆ど面識がない同士だったのもありギスギスした雰囲気なんですが、物語りが進み困難を乗り越えるたびに皆の心の距離が近くなっていく感じが本当に堪らないんですよ。
私はどのキャラが好きかなあ??と考えてみたんですがなかなか難しい(笑)
ルカ、ウルガー、ザック辺りで悩む…(珍しく男キャラが並ぶ…😳)
アリエスのおとぼけ発言もかなり好き😚💓
誰も憎めないと言うか漫画読んでたら全員好きになっちゃいましたよ😊
そんなキャラクターたちの魅力もこの作品をより面白くする要素の一つなのかなと思っております。
結構ガッツリSFな話なんですが、変に難しくなくてとっつきやすいのもポイントが高いです。
気軽に読めるけどグッと引き込まれる…みたいな??
表現に悩みますがきっと読み始めたらその感覚的なのが伝わるのではないかなと☺️
Kindle版は全巻を一冊にまとめた合本版もあるそうで
一気に読みたい方はこれを選ぶのもありかも知れません☺️
私は5巻に分かれてるの(つまり通常版)を購入したんですが何か違いはあるのでしょうか??
どちらも読んだよと言う方がいらっしゃいましたら是非その辺り教えてくださると嬉しいです😊
アニメ化もされている作品なので、そのうちそちらも試聴したいところ☺️
皆さんも「彼方のアストラ」を楽しみませんか??
文句なしにオススメです!