しおたろうの気ままな生活

レビューを書いたり、好きなアイドルについて語ったり、はたまたメンタルヘルスについて認めたりするごった煮みたいなブログです

元カノに幻想を抱くなバーカを読みました

今回は西沢5ミリ先生の「元カノに幻想を抱くなバーカ」のご紹介です!

 

 

こちらは短編集でございまして、良質な百合成分の高い一冊となっております!

 

友人に薦められて購入したんですがかなり、かなーり!私の心にクリティカルヒットな内容でした😍

 

読んで気付いたんですが「オタク❤︎キモ❤︎❤︎❤︎」を以前Twitterか何かで拝見したことがあって(もしかしたら違う媒体だったかも。うろ覚えで大変申し訳ない)その時に凄く良いなあと思っていたので、こうして改めて西沢先生の作品をまとめて読む機会に恵まれて嬉しい限りであります。

 

西沢先生の作風は非常に不思議なところがあって、絵柄だけ見ると「萌え系なのかなあ」って思ってしまうんですけど読んでみたらなんか違う!

 

なんだろうなあ…

 

凄く生っぽさを感じたというか。

 

しおたろうは同性愛者であり、百合スキーな訳ですが、どっちの目線から見ても“分かる”だったり“キュン”がある漫画だなあと思ったのです(語彙力なさ過ぎかよ)。

 

ストーリーの軽すぎず、重すぎずなバランスがとても絶妙で良いんですよ。

 

確かに萌えるシーンもあるけど、萌えに特化しただけではない作品なんじゃないかなあ。

 

「他人のセックスを想像するな」というお話の中で主人公のセリフ(というか思ってること)に「男も知った上で女選んどるんじゃ」というのがあるんですけど、これ本当マジ分かりまくる人多い説(※同性愛者の人でね)。

 

百合作品は割と男性と絡みがあったとかっていう匂わせすらもタブーなところあると思ってるんですけど(私自身が百合カプの中に男が無理やり入り込んでくる感じの漫画を読むと胃が痛くなるタイプ)なんだろうなあ…逆にここに1%のリアリティを感じるというと伝わるでしょうか??

 

この作品に関してはそういう若干の生々しさを挟む事でストーリーがキュッと締まるという感じ??

 

結果的に何故か不思議と嫌悪感を持たずに読めるというか(※諸々個人の感想です)。

 

なんか上手く表現できないけど(紹介文でそれはどうなのかという感じですが)私にはかなり刺さる箇所の多い作品集でございました。

 

百合ではないストーリーも収録されてるんですが、百合スキーの地雷的な話はないのでご安心を!

 

男女の組み合わせが入ってるだけであかんて人にはオススメしづらいのですが、百合スキーな方には是非読んでいただきたいなあ。

 

ちなみに私にこのコミックスを紹介してくれた友人は普段あまり百合を読まない(というかほぼ読まない)タイプなので、この本を薦めるのに相手が百合好きかどうかは関係ないのかも知れません。

 

そうそう、この本に収録されてるお話はタイトルのインパクトが半端ないのが多いのも個人的にツボでした。

 

表題作もタイトルからどんな話か全然想像付かなくないですか?

 

そういうところもとても良いと思う訳です☺️

 

実はこういうタイプの百合(一部除く)作品集は何気に貴重なので出会えたことに感謝!

 

文句なしのオススメですよ😊