鬼滅の刃を読みました
アニメ、映画、漫画どれをとっても社会現象と言っても良い盛り上がりを見せる大ヒット作品!!
本日漫画の最終巻が発売しました。
凄く凄く紹介したいとウズウズしつつ吾峠先生の描かれる世界が一旦区切りを迎えたこの日に是非ブログを書きたいと思ってました。
少しばかりネタバレを交えて記すことになると思うので、まだ見ていない方はご注意ください。
ざっくりとした作品の紹介です。
舞台となる時代は大正。人を食う鬼が存在する日本。
主人公・竈門炭治郎は母と5人の弟、妹に囲まれ、平凡で細やかながら幸せな日々を過ごしていました。
しかしある日、炭治郎が町に炭を売りに出かけている時間に家が何者かに襲撃され、いっぺんに家族を亡くし幸せが崩れ去ってしまったのです。
血に塗れた家族たちの中、妹の禰󠄀豆子だけ息があり、どうにか助けたいと医者の元へ急ぐのですが…信じられない事に禰󠄀豆子は鬼へと変貌していました。
当初は我を失った禰󠄀豆子に襲い掛かられた炭治郎でしたが、助けに入った鬼狩りの剣士・冨岡義勇とのやり取りの中、禰󠄀豆子は他の鬼とは違う点がある(人を食わずにいられる。炭治郎を守ろうとするなど)と知り、妹を人間に戻す方法を探し出す為に剣士になる道を進むことになるのでした。
しかし鬼狩りの剣士になるのは一筋縄ではいかず、剣士となり鬼殺隊に所属してからも困難続きで…
ちょっと長くなりましたが、私なりに要点をまとめつつ書いてみました。
始まりが炭治郎の家族が惨殺されるところからなので、読んで辛いと思う方もいるかも知れません(実際私も辛かった)。
鬼に食われる場面や、鬼とのバトルシーンでは流血は勿論結構グロテスクな表現もあります。
「じゃあ鬼滅って怖い、悲しい話なの?」と聞かれればそれは否で、確かに悲しみも描かれているけれど、困難に打ち勝つ力強さや仲間と協力して強敵を倒したり、笑えるシーンもあるし…とにかく魅力が沢山あるストーリーなんですよ。
登場人物が結構沢山出てくるんですけど、素敵なキャラクターが多くて、時には炭治郎にとっての敵である“鬼”にも心を震わせられるのだから本当に凄いと思わされます。
主要キャラクターとなる主人公である炭治郎、妹の禰󠄀豆子、鬼殺隊の同期である我妻善逸と嘴平伊之助の4人はお店とのコラボキャンペーンなどでも前面に出されることが多いので、作品を見たことがなくても知ってるという方が殆どなのではないかなと思います(名前知らなくても絵を見たら知ってる!みたいな感じ)。
まずこの4人の私的な魅力を書いてみましょうか。
まず炭治郎について。
突然ですが私は好きな作品ほど主人公が好きになることって殆ど無いんですよ。
凄く穿った見方をすると、主人公は生まれつき特別で何者もそれを越えることは許されないというか…そんな存在のことが多い気がしてしまって。
だからセーラームーンとか、ドラゴンボールとか…その他の作品も主人公じゃないキャラが魅力的に見えていたんですよね(主人公が嫌いという意味ではないです)。
炭治郎はそこが違うなあって思うんです。
物語り初めの炭治郎は刀を握ったこともないただの炭売りの少年でした。
修行をして鬼殺隊に入るも、とんとん拍子に敵を倒していけるわけでもありません。
でもどんな状況下も腐らず努力し続けるのが竈門炭治郎なのです。
そして彼はとても優しい。
家族の仇とも言える鬼に対してでも慈悲の心を持つ温かい少年なのですよ。
彼がもし鬼に対しては非情であるといった性格ならきっとまたストーリーは違ったのではないでしょうか??
私はそんな炭治郎が大好きなのです。
次は禰󠄀豆子について語りましょう。
禰󠄀豆子は鬼でありながら人を食らうことをしません。
鱗滝さん(炭治郎の師匠。天狗の人)がかけた暗示の効果もあるのかも知れませんが、人間を守る為に鬼と戦います。
通常人を食べることで回復しているであろうところを、禰󠄀豆子は寝ることで賄っているらしくよく寝ます。
鬼は言葉を話す個体が多いのですが、禰󠄀豆子はしゃべらず…でもここぞという時に炭治郎を導いてくれる芯の強さのある子です。
可愛らしい姿ですが、血鬼術を使えるようになってからは更に強力な存在になり、炭治郎とのコンビネーションで鬼を圧倒する姿はとてもカッコいい!!
そんなギャップも彼女の魅力を作り出していると思います。
次は善逸です。
可愛い女の子が大好きで禰󠄀豆子にゾッコン!!
お調子者なイメージが強いかも知れませんが、とても怖がりで、自分に自信がない善逸。
那田蜘蛛山での一戦で彼の回想が見られるのですがその中であった「俺は 俺が一番自分のこと好きじゃない」の一言は自分にも重なる部分があって(自分語り申し訳ない)胸がギュッとなって涙が出ました。
でも善逸、実は眠りに落ちると覚醒状態みたいになってめちゃくちゃ強いんですよね!!
雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃“だけ”しか使えないのもコンプレックスになっているようですが、それでも彼なりに強くなっていく姿はグッときます。
あと善逸がいなければ「鬼滅の刃」の物語りはもっとどんよりしていたかもしれない。
そんな意味でも鬼滅に欠かせないキャラクターなのです。
続きまして伊之助。
猪に育てられたという、変わった経歴の多い鬼殺隊の中でも飛び抜けて異色の生い立ちを持つキャラクターです。
いつも猪の被り物を身につけている野生児で、口癖は猪突猛進!
初めこそ仲間意識なんて皆無で自分の思い通りにいかないことを嫌がっていましたが、炭治郎たちとタッグを組むうちに少しずつ同志として協力する意識が芽生えて…その心の成長ぶりが見ていて嬉しいキャラクターなんですよ。
彼が宝物みたいに持ってるツヤツヤのどんぐり私も欲しい😚
あと伊之助といえば猪の被り物を取った時の素顔の可愛さにびっくりさせられる😳
美少女みたいな顔してガサツ極まりないという…(でもそこも含めて好き)
こんな個性豊かで魅力的な4人が頑張って強くなるお話ですよ??
面白そうと思いませんか??
でもこれだけじゃないんだ。
鬼殺隊には柱と呼ばれる隊の中でも位が上の役職があって、その9人も非常に素敵なんです!!!
こちらも軽くご説明しましょう。
まずは炭治郎を鬼殺隊に入るキッカケを作ったキャラ、水柱の冨岡義勇さんについて。
彼は寡黙で今風に言うとイケメン!
クールなキャラなのかと言えば同僚に「嫌われている」といわれてちょっと気にしちゃったり、ちょっと可愛いさを感じる所もあったりするんですよこれが。
そして(当たり前だけど)強い!
戦っている姿はどこか優雅さも感じさせられてカッコいいですね。
次に唯一柱の中でその非力さから鬼の首を切れない代わりに毒で鬼を倒す蟲柱の胡蝶しのぶ様!!
しのぶ様は常に笑顔を浮かべ、物腰柔らか。
でも結構な毒舌で残酷な面も持つお人。
実は私の一番好きなキャラクターがしのぶ様だったりします。
しのぶ様は初めから上記のように穏やかな性格だった訳ではなく、同じく鬼殺隊員だった姉を鬼に殺されてから今の様な彼女になったという経緯がよりしのぶ様を魅力的にしている様な気がします。
継子である栗花落カナヲ(彼女のことも凄く大好きなんです!!)と出会った時のエピソードも凄く好きで、カナエさん(しのぶ様のお姉様)が生きていたらまた物語りは変わっていたんだろうなととても感慨深く考えたりもしました。
普段感情を表に出さないように努めているしのぶ様ですが、匂いからその人の感情を読み取ることが出来る炭治郎からズバリとその内心を言い当てられたシーンも好きですね。
薬学に精通するほど頭が良く凄い人というイメージが強い彼女ですが、実は人知れずコンプレックスを抱えているのも人間臭くて良いなあと思ってしまうんですよ。
カナエさんの仇となる鬼との対決も見てて色んな感情が湧き出すけど目を逸らせなくて…!!
やっぱりしのぶ様のことについて語ると長くなっちゃいますね💦💦
では次にいきたいと思います。
続いては煉獄杏寿郎さん!!
煉獄さんと言えば今現在絶賛公開中の映画で一番メインとなるキーパーソンなので、この人は知ってる!なんて方も多いと思います。
私は実は映画が始まってから鬼滅の刃にガッツリハマったもので、なんの知識もなく映画のポスターを初めて見た時には煉獄さんに対して「これが今度のボスか!!(※ストーリーを知らないからテレビで鬼の親玉は倒されてると勘違いしてた)」なんて思ってたという😅
見て最初の印象はなんかおじゃる丸の本田先生みたいな熱苦しい感じのキャラっぽいぞという感じ。
まさかあんな風に炭治郎を認めることはできないと言い切っていた人が炭治郎の心を大きく突き動かす人になろうとは…
煉獄さんはとても強くて、でもそれだけじゃなくて自分が関わるからには誰も犠牲は出さないという確固たる信念があるのがとてもカッコいいのです。
無限列車で見せた死闘はいつまでも私の心の中にあります。
映画もう一度見に行きたいな…
さて次は音柱の宇髄天元様です。
実は天元様はこの作中、私が二番目に好きなキャラクターだったりします。
元忍びで、派手派手がモットーの祭りの神(自称)!!
普段はメイクで顔を隠してますが、素顔はとても男前なのです。
そしてなんと3人の嫁を持つ男!!
嫁の命が何より一番大事という言葉通り、3人を分け隔てなく大切にしているところがまたカッコいいのですよ😍
(柱なので当たり前かもですが)めっちゃ強くて鎖で繋がれた双剣で戦う姿も素敵なのです!
遊郭潜入編で天元様の活躍が見られるので是非読んでみていただきたいと思います。
お次は霞柱の時透無一郎くん!
無一郎くんは登場した時、何を考えてるか分からない感じのキャラクターでした。
実は彼は鬼殺隊に入って僅か2ヶ月で柱になったというスーパールーキー!
記憶喪失で過去の記憶がなく、現在も「どうせすぐ忘れるから」というようなセリフから見るに記憶障害がある模様。
ただ強いというだけでなく努力の人なんだけど、相手の気持ちが分からないというか…刀鍛冶の里では小鉄くんに対する言葉のキツさを炭治郎に咎められた事もありました。
記憶が戻ってからは良い意味で変わって、熱い一面も見えるようになったのが非常にツボでした。
続きまして、恋柱の甘露寺蜜璃さん!!
彼女は色んな意味でイレギュラーな気がします。
好物の桜餅を食べ過ぎて変色した髪の色、力士3人よりも食べられる胃袋、華奢に見えてその8倍の力を持つ筋力…
そんな中で何よりも一番魅力的なのは、その内面はとても普通の女の子という事ではないかと思うのです。
可愛いだけでも、強いだけでもなく、甘露寺さんだからこそ素敵なんだと心の底から言いたい。
しのぶ様とは正反対なキャラですが、彼女も凄く好きな人ですね。
次は岩柱の悲鳴嶼行冥さん。
悲鳴嶼さんは盲目ながら鬼殺隊最強と言われています!!
身体もとても大きいので怖い人かと思いきや猫好きという可愛らしい一面があったり…とても優しい人なのです。
最初はいつも念仏を唱えてる人としか思ってなかったんですが、話が進むごとにその内面の魅力が分かっていくのがまた良いなあと思いました。
一言で言うと味わい深いキャラかな??と😊
次は風柱の不死川実弥さんです!
不死川兄と言えば(炭治郎の同期の玄弥が弟)最初に出てきた時の攻撃的で怖いイメージが強くて、好きになれるかな…?と思っていたキャラでした。
でも話を追っていくと、実は不器用なだけでとても優しくて仲間思いな人なんだと分かって好きになりました。
そして胸元セクシーなところが良い(笑)
小説で柱になる前の不死川さんのエピソードが読めるので、そちらもとてもおすすめです!!
最後は蛇柱の伊黒小芭内さん!
彼も最初に出てきた時の嫌な感じのイメージが強くて、どうかなあ…?と思っていたんですがそれは杞憂でした。
彼は甘露寺さんととても仲が良くて、彼女のことをとても優しく見守ってるんですよ☺️
過去に隠された秘密も胸が痛んだけど伊黒さんに急激に惹かれるキッカケになりましたね。
仲良しな蛇の鏑丸も可愛くて好きです☺️
柱の魅力は以上となります(本当はまだまだ語り足りないけどなるべくネタバレしないように書くのが難しかった)。
これだけ長く書きましたけど他にもカナヲをはじめとした蝶屋敷の女の子たちだったり、不死川さんの弟・玄弥だったり、お館様だったり…キャラについて語り始めると本当キリがないくらい沢山あるんですよ。
なんていうのかなあ。
鬼滅は無駄なキャラがいないというか。
どのキャラクターがいなくても話が成り立たないなって思わされるストーリーだなと思いました。
好きなエピソードが沢山ありすぎていっぺんには書ききれないですね💦
あと、鬼滅といえば漫画!アニメ!映画!というイメージの人が多いと思うんですが、小説もとても読みやすくて面白いのでおすすめしたいです!!
原作の漫画には無いエピソードが読めるのがとても良いですね😊
文字だけだけど、頭の中に自然と絵が浮かんでくる様な…違和感なく読めるのが凄いと思いました。
好きが最高潮まで高まったら是非ファンブックも!!
キャラクターの細かいデータがパッと見られるのが嬉しい😊
2月にファンブックの2冊目が出るそうです!
書影は12月4日現在はまだ出てないですが、今から既に楽しみで仕方ありません✨
漫画は終わってしまいましたが、アニメはまだ序盤なので続編が見られるはずなのでそちらも期待大です!!
中には人気が出過ぎて手を出しづらいな…なんて思ってる人もいるかと思います。
もしかしたら私みたいに2巻くらいまで試し読みしてもあんまり興味を惹かれなかったという人もいるかも知れません(内容も全然覚えてなかった人)。
そういう方はアニメの方から手を出してみると印象がだいぶ変わるかも知れません。
私はそうでした😊
何をきっかけにして面白いと思うか分からないので、イメージだけで食わず嫌いしてるなんて人は暇な時に見てみるのもありだと思います!
現在テレビアニメはアマゾンプライム対象作品なのでプライム会員の方は是非☺️
かなり長々と書いてしまいました💦
それくらい好きな作品です。
ただただその好きな気持ちだけを綴ったブログでした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!
鬼滅の刃めっちゃおすすめです😊
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