彼女のイデアを読みました
今回は冬芽沙也先生の「彼女のイデア」をご紹介します!
簡単な内容説明です。
女子高生のいとは同いで女優として活躍する澄花に憧れています。
いとにとって澄花は雲の上の存在で、接点といえばテレビや雑誌でその姿を見るだけ。
それでもいとは澄花に生きる勇気をくれる大切な存在だったのです。
ある日いとは本屋で澄花の載っている雑誌をゲットしてウキウキして帰るはずが、寄り道をしている生徒を取り締まる先生に見つかりそうになり、いつもは通らない裏道に迷い込みました。
地図アプリで道を調べていると途中何やら電話口で怒鳴っている女性に出くわしてしまい、安全のため物理的距離を取ろうとするもスマホを片手に持っていたことから盗撮の疑いをかけられてしまいます。
もみ合いになったはずみで深く帽子を被っていた相手の女性の顔が露わになると、そこにいたのはなんと澄花その人で…
今まで想像していた理想の澄花像と全く違う彼女を目の当たりにしたいとは…?
こんな感じでしょうか?
意図せず好きな人の本性を知ってしまったいとは澄花から物理的にも精神的にもフェードアウトしようとするのですが澄花はそうはさせず、そこから奇妙な運命共同体とでも言いましょうか?行動を共にしていく二人の様子がとても良い!
いとは過去のトラウマもあって自分に自信がないのですが、最初から一貫して澄花はいとのことを可愛いと言っていてそこにキュンとくるんです。
それは単なるお世辞とか女の子特有の「可愛いって言っときゃ良いっしょ」みたいな感じでは全くなくて、話を読み進めるごとに澄花は嘘を吐けない人なんだなあと確信して、それってめっちゃ素敵やん…とちょっとうるっとしてしまったりして。
二人の間には一波乱も二波乱もあるのでハラハラしながら読む時間の方が長いかも知れませんが、私は最後まで読めて本当に良かったと思いました。
いとと友達との関係性もとても素敵です☺️
一生ものだと言える友達は本当に宝物✨
私は百合的目線で読了致しました!
カリスマ若手女優と普通の女子高生という凸凹にも見えるコンビですが、この二人が出会ったことで良い意味の化学反応が沢山起きているのが夢があってとても好きなところです😊
全三巻とコンパクトに纏まっているのでサクッと読めるのも嬉しいですね☺️
めちゃくちゃおすすめです!