しおたろうの気ままな生活

レビューを書いたり、好きなアイドルについて語ったり、はたまたメンタルヘルスについて認めたりするごった煮みたいなブログです

ふたごわずらいを読みました

今回は桜野いつき先生の「ふたごわずらい」をご紹介します!

 

 

簡単なあらすじです。

 

小さな頃から仲の良い双子の姉妹・あことこまち。

 

幼馴染の雪も含めて高校生になってもその仲の良さは変わらず…のはずが、あこがテストで大幅に順位を落としてしまい、放課後の補習を受けることになってから少しばかり風向きが変わるのです。

 

こまちはいつもどんなこともあこと一緒が良くて、補習で帰りの時間が別々になることに対しても不満なようで「自分も悪い点を取ればよかった」と雪に洩らすほど。

 

雪はそんなこまちを2人でどこかに行こうと誘うもあこを待つからとにべなく袖にされ、何か思うことがある様子。

 

あこはと言えば、補習担当の麻紀先生にいつもと違い過ぎる成績を心配され、実は悩みごとでテストに集中できなかったと吐露します。

 

親身になってくれる麻紀先生に、あこは好きな人がいるけれどどうしていいかわからないとその本心を伝えました。

 

そこからぐいぐい質問を繰り広げるあこに麻紀先生は恋愛経験がないことも手伝ってたじろぎますが「その相手を大切に想っているなら、きっとその想いは相手にとっても嫌なものじゃないんじゃないか」と言うような言葉をかけてくれます。

 

あこはそれにどこか安堵したような表情で相手が男の子ではないことを告げました。

 

悩みの原因にそういうことかと納得する麻紀先生でしたが、話はそこで終わらず…

 

あこは相手の好きなところをあげていき、立ち上がると麻紀先生にキスをしたのです。

 

「強引なのが好きって…言ったよね?」

 

そんなあこの言葉に混乱する麻紀先生を残し、あこは去っていきました。

 

あこが誰もいない教室に鞄を取りに戻ると後ろのカーテンが不自然に閉まっていて、それを戻すために窓に近付くと、さっきまでいた相談室が丸見えなことに気付くのでした…

 

この作品も作者様がツイートで1話を紹介されていたのをキッカケに興味を持って読み始めました。

 

今日になって改めて紹介したいなと思ったのは、2021年3月27日を以って桜野先生が創作活動を終了されるというのを拝見したからなのです。

 

27日でTwitterやpixivのアカウントを削除されてしまうとのことで実に惜しいと残念に思ったので、今すぐにでも桜野先生のことを知って記憶に残して欲しいな…なんていう要するに私のエゴで今書かせていただいてます。

 

さてここから漫画の見どころを書いていきますね。

 

このお話の魅力はズバリ主要登場人物全員がどこか歪んでいるところだと思うのです。

 

多分この作品で歪んでるキャラは?と1話目を読んだばかりの時に尋ねられたとしたら、ほぼ全員がこまちの名前を挙げるのではないでしょうか?(※個人の感想です)

 

あこは明るく活発に見えるし、雪はしっかり者。

 

先生たちは勿論大人だし…

 

そんな最初に感じたイメージが最後まで読むにつれガラリと変わってしまうお話だなとそれが1番の感想でした。

 

女子しか登場しないし、間違いなく百合なはずなんだけど読んでいてハラハラする印象が強いんですよね。

 

こういうのもある意味サスペンスなのかしら??なんて読み終わって考えたり。(※この漫画は殺人事件とかが起こる話ではありません)

 

私は妹がいるんですが、普通の兄弟と比べて双子ってめちゃくちゃ特別な感じしませんか?

 

実際に双子だったらそんな風に思わないのかな?

 

この作品はその双子という特別な関係とどう向き合っていくかという物語でもあると思う。

 

全2巻で完結で、番外編もあります。

 

 

番外編が読めたのは凄く嬉しかったのだけど「追憶」の方をもっと長いページで読んでみたかったなという気持ちが沸々と…

 

あことこまちのお話も勿論良いけど、先生たちの学生時代がねえ…ある意味正統派の百合のように見えて凄く好きなんです☺️(※個人のry)

 

私事なんですが、このブログはなるべくネタバレしないことをモットーに書いているんですけども、この漫画はネタバレ控えつつ魅力を書くのがなかなか難しい💦

 

これは単に私の技量が足らないから😣悔しい…

 

私のこのブログで「ふたごわずらい」の魅力がどれくらい伝わっているか分かりませんが、端的に表現すると最後まで読めて良かったと思える素敵な作品でした!

 

オススメです😊