しおたろうの気ままな生活

レビューを書いたり、好きなアイドルについて語ったり、はたまたメンタルヘルスについて認めたりするごった煮みたいなブログです

白の無言を読みました

今回は大竹直子先生の「白の無言」をご紹介いたします!

 

 

紹介するからにはキチンと順を追って説明しなければ。

 

実は大竹先生のお話で読んだのは「しのぶれど」が先でした。

 

 

 

「しのぶれど」は陸軍士官学校で切磋琢磨し合う、愛されキャラのボンボン高橋と、根っからの優等生気質でクールな桐島の関係性を描いたコメディ要素を感じられるBL(※一部ガッツリそんな描写もあるけど全体的には大人しめだと思われる)漫画なのです。

 

個人的にクールな眼鏡キャラがツボであることと、大竹先生が時代考証をキチンとされた上でこの作品を描かれているのがビシビシ感じられたことが私のハートにクリティカルヒットしたため、読んですぐに素敵な作品だなと思いました。

 

「しのぶれど」の番外編にあたる「貴様と俺」も読みまして

 

 

ニヨニヨしていたのです。

 

Amazonでお買い物したことある方はお分かりになると思うのですが、買った商品に合わせてオススメ品みたいなの出てくるじゃないですか?

 

で、そこで同じ作者様の名前で高橋と桐島と思しきキャラが表紙になった本が表示される訳ですよ。

 

本の紹介を読んで「ん?」となって、レビューを読んで「んん??」となって…

 

どうしようかだいぶ迷って買って読んだら…😭

 

正直「しのぶれど」を読んでどちらかと言うと癒し系な雰囲気が気に入ったと言う方が読むのは場合によっては危険だなと思わされました😵💦

 

だって「白の無言」で描かれる高橋と桐島の関係は至ってシリアスなものであり、桐島があまりにも不憫に感じられるお話だからなのです😣

 

しかし待っていただきたい。

 

「白の無言」は短編集なんですけれども、高橋と桐島が登場する漫画は勿論のことその他に収録されているストーリーもとても良いのでできれば色んな方に読んでいただきたいと思う…

 

それに「しのぶれど」を読んでいて分からなかった事柄が「白の無言」を読むことで補完されるのですよ!!

 

この点はどちらも読んで本当に良かったと感じた点でした。

 

そこで(愉快という意味で)面白い!オススメしたい!と最初に思ったのは「しのぶれど」でしたがそもそも大竹先生が描かれた順番である「白の無言」から読むのをオススメすれば良いのでは??と考えた訳です。

 

だから今回のブログタイトルは「白の無言」をチョイスさせていただきました。

 

「白の無言」に描かれる高橋と桐島は正に悲恋という感じがして、胸が痛くなるようなストーリーだけれどそれが美しく見えてしまう罪深い作品だという感想を持ちました。

 

「しのぶれど」で描かれていたのはこの事だったのかと分かったこともありつつ、でもこの話はパラレルワールドで二人は不器用ながら想い合う甘酸っぱい関係性であって欲しいなあ…なんて考えてみたりして。

 

もしかしたら「白の無言」を読んでから「しのぶれど」をという順番で読むのはある種二人に救いを感じられる救済措置みたいな感じなのかなあとか思ったり。

 

何はともあれシリアスな話もいける(そして結構激しめの描写があっても大丈夫ならば)「白の無言」から読んでみるとより楽しめる気がします。

 

軽い感じの話が良いわって方は「しのぶれど」から読むのが良いかな?という感じです☺️

 

ちなみに「白の無言」の中にもちょっとコメディチックな話が収録されていたりもするので終始息が詰まる一冊という訳ではないのでそこはご安心を。

 

「しのぶれど」のあとがきにも描かれていたのですが、大竹先生の時代モノや戦争モノにかける情熱、着物や軍服へのフェティシズムが作品に如実に反映されていて凄いなと感心しきりであります。

 

史実を交えつつ違和感を抱かないストーリーを作れる手腕というのは本当に素晴らしいと思わさられますね。

 

時代モノが好きな方に特にオススメしたい作品であります😊