VRおじさんの初恋を読みました
今回は暴力とも子先生の「VRおじさんの初恋」をご紹介します!
この漫画はTwitterでたまたま見かけて惹かれたのをキッカケに購入しました。
大まかなあらすじです。
あと半年でサービス終了するVRゲームの世界で出会ったなおきとほなみ。
最初はゲームの基本操作もままならないほなみとあまり関わりたくないと思っていたなおきでしたが、二人で日暮れを眺めた時にほなみからかけられた言葉に心を揺らされてそこから度々一緒にワールドで過ごすようになります。
ゲームでは制服に身を包んだ少女のアバターを使用しているなおきは現実ではコミュ障で冴えない中年のおじさんです。
VRを通してしか会ったことがない二人でしたが、なおきはほなみの言動に心を揺さぶられっぱなしで…
という感じでしょうか??
ネットを通じての関係。
相手の本当の姿は男か女かすらも分からない。
でもその相手の外側は関係なくて、どうしようもなく惹かれ合ってしまう。
私は読んでいて凄く綺麗な話だなと思いました。
でも泣きたくなる寂しさもあって。
複雑な読み心地のお話のように感じました。
最初は「側だけ百合みたいな話ってことかー?」と単純に捉えてたんですけど、読んでいたらそういうことじゃないなって月並みかもしれませんが思ったんですよ。
見た目は関係ないなあって。
中身がなおきさんとほなみさんだからこそ、この漫画に惹かれて止まないんだと読み終わった時に気付かされました。
このストーリーのジャンルはなんだろうなあ。
ファンタジーのようでいて、どこか生々しさもあって、恋愛…という言葉を簡単に当てはめてしまうのはちょっと違う気がして…
なんか語彙力が足りなくてうまく書けないんですけど(通常営業)そんな表現し難いものを具現化した作品のような…そんな風に思います。
ときめきとか、きゅんきゅんするとかそういう言葉じゃ表せない、ある種崇高なお話と言いますかね…
読んで貴方はどう思われるでしょうか??
私はこうして感じたことをつらつら書いていますが、これを読んでから作品を見ても同じ感想にはならないかも知れません。
どんな風に感じたか教えて貰えたら嬉しく思います。
私の中で読んで良かったと思える一冊でした。
オススメです。